日本有数の豪雪地帯である秋田県横手市。その南東部に位置する増田は、成瀬川と皆瀬川が合流する地点に立地し、江戸時代以前より人と物資の往来でにぎわった地域です。両沢目で生産された養蚕や葉タバコのほか、様々な物資の流通に伴って増田は県内有数の商業地となっていきました。
現在商店街となっている「中七日町通り」は、明治の中ごろまで「ホタル町」と呼ばれ、内蔵や裏庭など、家の奥にある施設に比べると質素な表構えの町並みであったといわれています。しかし、商業発展のゆえに、明治の中ごろからは細部まで特徴的な正面意匠をもった大型の町屋が立ち並ぶようになり、秋田県内の商業地の中でも大型で特徴的な景観を見せるようになりました。
増田町には現在も、当時の繁栄を今に伝える伝統的な町並みや内蔵が多く残っています。平成25年12月27日には文化的な価値も非常に高いとの評価を受け、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
秋田県では仙北市角館に次ぐ、2番目の選定となります。こうした町並み景観と建築様式や技術を維持しながら保存と活用に向けて進んでいます。
増田町観光ガイドの会でガイドを行っております。
受付窓口は、増田の町並み案内所「ほたる」(電話0182-23-6331)となっておりますので、ガイドを希望される日の一週間前までに、所定の申込用紙に必要事項をご記入の上、FAX(0182-45-2828)または郵送にてお申込み下さい。料金は下記の通りとなります。
1~10人まで 1,000円(ガイド1名)
11~20人まで 2,000円(ガイド1名)
21~40人まで 4,000円(ガイド2名)
41~60人まで 6,000円(ガイド3名)
61~80人まで 8,000円(ガイド4名)
81~100人まで 10,000円(ガイド5名)
101~120人まで 12,000円(ガイド6名)